pump HOUSE / ポンプ場を改装した、シドニーっ子が集まるパブ@ダーリングハーバー

konimaru

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こんにちは!
pippoさんに代わり、2代目ビール特派員として今日から記事を書かせていただくことになりましたkonimaruです。

オーストラリアに来て1ヶ月、物価の高さに仰天し、ハッピーアワーのジャグで8ドルのビールで辛酸を舐めていたわたしですが、この度寄稿のチャンスをいただき満を持してシドニーのクラフトビール探求の大航海へと出発することになりました。

クラフトビール先進国、3歩歩けばパブに当たるといっても過言ではないここシドニーで、奇跡の一杯との出会いを求め、ディープなクラフトビール事情を探っていきたいと思いますのでどうぞお付き合いください。

 

pump HOUSEに行ってきました!

日曜日の午後2時、春節を祝うチャイナタウンの獅子舞をかき分けダーリングハーバーへ向かうと、レンガ造りの古い建物が見えてきました。はい、こちらが本日の目的地、pump HOUSEでございます。

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歴史がありそうな、重厚感のある建物にころんとした“pump HOUSE”のロゴが可愛いなあ。

なんて思っていたらこの建物、19世紀後半からシドニー中心地への給水拠点であるポンプ場として使われていたのだとか。なるほど、だから「ポンプハウス」なのね。

1975年にポンプ場としての用途を終えた後はニューサウスウェルズ州の文化財として保護されたために解体をまぬがれ、こうしてパブとして生まれ変わったというユニークな歴史を持つpump HOUSE。

かつてはポンプ場として使われていました(©pumpHOUSE 今も変わらぬ落ち着いた佇まい
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お店の向かい側は工事中。 囲いにはビール瓶の蓋で作られたアートが!
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テラス席では既にたくさんのお客さんがクラフトビールを傾け会話に花を咲かせています。

っておいおい、まだ午後2時ですけど!
なんて、そんな常識はここシドニーでは通用しません。

真夏のシドニーでは、日中の暑さから逃れて”Have a beer or two“するのが当たり前。

ハッピーアワー前の真昼間からテラス席が人で溢れるパブを見かけることもしばしばです。
さっそく、中に入ってみましょう。

店内に入ってみると、開放感のあるお洒落な1階席と、吹き抜けを囲うように2階にも席がありました。

テラス席、2階の窓際から席が埋まっていくのが、いかにもオーストラリアという感じです。

内装もモダンシンプルで、ところどころにあるブラックボードにはビールに関する絵や一言が描いてあります。

 オリジナルビールのラベル 天井が高く開放感のある1階席
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この日のTAP BEERのラインナップは12種類!さっそく店員さんにおすすめのビールをチョイスしてもらいます。

まずは暑い日にぴったりの、さっぱりした飲みやすいビールをリクエストさせていただきました。

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NATURAL LAGER / YOUNG HENRYS

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本日の1杯目は無ろ過のラガービール、その名もNATURAL LAGER。アルコール度数は4.2%と低めです。

少し濁った黄金がなんとも美しいですね。こちらのビール、”NATURAL”というだけあって、原料はホップ、モルト、水、イーストだけととても潔いんです。

さて、さっそく飲んでみると…

「ゴク…ゴク…」

あれ、最初の一口でこんなにたくさん飲んでしまった!

とびっくりする程飲み口が軽く、爽快で少し甘いシトラス系の香りがふんわりと漂ったかと思うと余韻を残さずさっと消えます。

フルーティーでとても飲みやすいので、ビールが苦手な女性の方の最初の一杯に自信を持っておすすめできます。

ただ…ラガービールならではの淡白さに、個人的にはもう少し苦みやコクがあっても良いなあと物足りないような気もしました。

とにかくキンキンのうちにクイっと飲み干すのがおすすめの1杯です。

ちなみにこのYOUNG HENRYSはシドニーの下北沢とも形容されるカルチャータウン、ニュータウンで2012年にオープンした地元の新しいブルワリーです。

週末には見学ツアーを開催しているようなので、参加されてみてはいかがでしょうか。

INDIAN SUMMER ALE /4PINES BEER

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続いてもさっぱり系のサマーエール。こちらもシドニーはマンリーのブルワリーが醸造する、IPA(インディアペールエール)ならぬISA(インディアサマーエール)です。アルコール度数は5%。

2015年のオーストラリアビール100選では堂々の35位に入選しました。

サマーエールというだけあってすっきりとした飲み口ですが、1杯目のラガーエール程の軽さはなく、ペールエールの苦みがしっかりありつつほんのりフルーティー、とはいってもこちらは柑橘系ではなく、スイカやパッションフルーツなどどこかトロピカルな甘みを感じます。

こちらのビールも1杯目に最適!香りが良く少しぬるくなってからもおいしくいただけました。

ビーチで過ごす気怠い午後にグイグイ飲みたい、おすすめの1杯です。
(あれ、オーストラリアってビーチでビール飲んじゃいけないんでしたっけ…。)

TASTING PUDDLEで4種類を試し飲み

3杯目、あれにしよう、これにしようと選べずカウンターで右往左往していたら、店員さんから試飲セットをおすすめしていただきました。

タップの中から好きな銘柄を4種類選べて16ドルです。

左から…

  1. THUNDERBOLT STRONG ALE / pump HOUSE
  2. ASTROLABE / FRENCHIES bistro & brewery
  3. FLYING FOX ALE / BATCHES BREWERING Co.
  4. FUSAMI Victory / Wayward Brewing Co.

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THUNDERBOLT STRONG ALE / pump HOUSE

試し飲みパドル1種類目はpump HOUSEオリジナルブランドのサンダーボルトストロングビール。

独自銘柄だというのになぜだか店員さんからのおススメはありませんでしたが(笑)、せっかく来たからにはこれを飲まずには帰れません!

焦がしキャラエルのようなほんのり甘い苦みが心地よく、ベーシックなエールビールといった感じでグイグイ飲めてしまいます。

ストロングエールという割にアルコール度数は6.4%と高くなく、クセがないので多くの人に愛される1杯だと思います。ザ・クラフトビールという感じ。

ASTROLABE / FRENCHIES bistro & brewery

2杯目にチョイスしたのが、フランス出身のブリューイストがフレンチレストランと併設してRoseberyに設立したブルワリーで生産されたASTROLABEという銘柄。

こちら、今回飲んだ6種類の中で1番パンチがありました。

鮮やかなダークレッドの見かけにたがわず、一口飲むとビールというより赤ワインのような濃厚な香りとダークチェリーやラズベリーに近い酸味がふわっと口中に広がり、結構長い時間余韻が残ります。

ぬるくなってからも強い香りを味わうことができておいしく、ワイングラスに注いで、牛ステーキ等の肉料理と一緒にいただきたいと思いました。

アルコール度数は7.4%とやや高めです。

FLYING FOX ALE / BATCHES BREWERING Co.

3種類目にいただいたビールもシドニーで作られたもの。アルコール度数は4.7%。

アンバービールならではの透き通った琥珀色が綺麗です。

刹那的にふわりと漂う甘さと香ばしい苦さのバランスが取れていて口当たりが良く、あっという間に飲み干してしまいました。ラガーほどの爽快感は無いながらもすっきりとして飲みやすく、乾杯の1杯やお食事と一緒にいただくのもオススメです。

FUSAMI Victory / Wayward Brewing Co.

ラストはWayward Brewingのインディアペールラガー。

クラフトビール愛好家の中でIPA(インディアペールエール)を知らない人はいないかと思いますが、このIPL(インディアペールラガー)は、IPAの持つホップの苦み・華やかさと、ピルスナーのゴクゴク飲める爽快感のいいところ取りという感じで、実は人気の高い種類のうちの1つなんです(日本ではCOEDOの伽羅やGRAND KIRINのIPLが有名かな?)。

さて、こちらの一杯、一口飲んで思わずおおお!と叫んでしまう程のグレープフルーツの香り。

すきっとしているのですが、まさにグレープフルーツの薄皮のような苦みが後を引き個性が際立つ一杯です。

IPA好きの皆様にも、ぜひぜひ試していただきたいです!

今日のおつまみ

今回注文したオニオンフライとポテトフライに関しては、ザ・パブメニューといった感じで冷凍食品感が強く、残念ながらいたって普通でした。笑

オニオンフライに付いていたマスタードディップはおいしかった。なんといっても、ビールには揚げ物ですよね!笑

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まとめ

今回いただいた6種類のビールは、いずれもシドニーで生産されたもの。

地元で生産されたものが当たり前に地元で愛され消費される、オーストラリアの循環経済から私たちが学ぶことは多いように思います。

そしてかつては生活に欠かせない水を供給するポンプ場として、今はシドニーっ子の喉を潤すパブとして、pump HOUSEはこれからもシドニーにとって大切な場所であり続けるのでしょう。

おしゃれで気軽に立ち寄れる雰囲気ですので、女性のひとり飲みにもオススメですよ!

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店舗情報:pump HOUSE

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飲み会:開催は2週間に1回
場所:トラトラに5時に集合して歩いてバーへ
会費:飲みたい/食べたいぶんだけ各自購入
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