イースト・メルボルンを歩く

メルボルンの魅力

私にとって、メルボルンが魅力的なのは、19世紀の建築デザインの傑作であるビクトリア・スタイルの建造物が今もたくさん残っていて、その多くが現在も使われていることです。

中には、ナショナルトラストによって指定・保護されているものも見られ、一通りメジャーな観光地を行き尽くした私にとっては、このナショナルトラストの施設巡りが、まるでメルボルンの穴場へ行くようで楽しいのです。

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イースト・メルボルンの古い街並み

そんな私が、最近見つけた散歩道が、イースト・メルボルンの古い街並みです。

このイースト・メルボルン区域は、キャプテン・クックの生家があることでおなじみのフィッツロイ庭園の東部に位置し、その歴史と個性を称えて『エレガントな飛び領土』と表現されています。

例えば、1874年に建てられた左右対称のビクトリアン・ホーム、1868年に建てられた珍しいオペラ・ボックススタイルのバルコニーを持つ家、一見2階建てに見えるが、実は3階建てのテラスハウスなど、ビクトリア・スタイルならではの、裕福さを表現した美しく凝ったデザインの家が点在します。

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一方で、1930年に建てられたアート・デコ・フラットは、シンプルを追求したモダンなデザイン。

シンプルだけれども、バルコニーに丸みをもたせることで個性を演出しています。

このほかにも、オーストラリア史上初の女医の家やオーストラリアの名アーティストが住んでいた家などが、今でも個人宅として使われています。

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このイースト・メルボルンで、歴史的な建物を見つけるのは比較的簡単です。

なぜなら、古い家のレンガは、たいてい黒ずんでいるため、ペンキが塗られていない家の裏側を見れば一目瞭然なのです。

また、建物自身に年号が書かれていたり、ナショナルトラストの表札がある場合もあるので、それを手がかりに見て回るのもよいでしょう。

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そんなクラッシックなイメージを持つイースト・メルボルンの中に、ちょっと変わった建物を発見!なんと、一つの建物で新旧折衷しているのです。

建物の下部は、かつて教会だったようで、それを残した状態で上部をモダンなガラス張りに改装しているため、なんともミスマッチな佇まいです。

現在、この建物は、教会ではなくアパートとして使われているようですが、なんともユニークな建物ですよね。

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