ワーホリの税率が15%に決定。手取りを計算

ガッデム特派員

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ワーホリ税率が15%に変更されました。オーストラリアでワーホリの方が働くと手取りはぶっちゃけいくら貰えるのでしょうか? 計算してみました。1週間40時間x6ヶ月間働いた場合の手取りは、約146万円。詳しくはブログ内の計算を御覧ください。(あくまでも参考です。お給料が多い方はもっともらえます。)

税務局が発表

ATO:オーストラリア税務局の発表記事
From 1 January 2017, as a working holiday maker the first $37,000 of your income is taxed at 15%, with the balance taxed at ordinary rates.

簡単に訳すと、 2017年1月1日以降は、$37000(約370万円)までの収入には、15%の所得税が発生します。

これまでのおさらい

オーストラリアでは2016年に入って「ワーキングホリデービザの方がオーストラリアで働いた場合に発生する所得税の税率」について国会で議論されています。これはワーキングホリデーの年齢を30歳から35歳に引き上げようという議論と同時進行で行われています。ワーホリの税率を上げるとワーホリでオーストラリアに訪れるワーホリ人口が減少するのではないか?という懸念があり、それならワーホリの年齢を35歳に引き上げて対処しようというディスカッションです。

過去記事:
ワーホリの年齢制限が30→35歳?気になる噂をまとめました。
トラトラブログへ

2016年現在では、ワーキングホリデーの方は、「低所得者」とみなされ、所得税は$0という計算です(低所得者=年間の収入が約180万円以下)。ワーキングホリデーでオーストラリアに来ている方は、1年間の半分は旅行したり勉強したりしていて、実際に働いても年間の収入が約180万円以下というかたが多いようです。

ワーホリの税率に関しては、日本でも大きくニュースとなりトラトラでもTBSニュースの記者にインタビューを受けたことがあります。インタビュー内容は、Nスタで紹介され、トラトラのスタッフが初テレビ出演を果たしました。

ワーホリ税率15%

オーストラリア滞在中にワーキングホリデービザ(セカンドを含む)で働いた場合

決定事項 所得税を15%支払う

*オーストラリア滞在中に得た収入に対する税率です。

年金は65%

オーストラリア滞在中にワーキングホリデービザ(セカンドを含む)で働いた場合

決定事項 母国へ帰国する際に65%を支払う

*ワーキングホリデービザが終了して、日本など母国へ帰国する際に、オーストラリアで貯金していた年金のうち65%をオーストラリア政府に支払い、35%をキープすることができます。

手取りを計算

ワーホリ税率が15%に変更後オーストラリアでワーホリの方が働くと手取りはいくら貰えるのでしょうか?
1週間40時間働いた場合を計算します。
*時給は$17.29(約1700円)
*もともとオーストラリアは時給が高いです。もちろんもっとたくさん時給をもらっている方も多いです。ここでは、例として時給は$17.29(約1700円)で計算します。

1週間で働いた
時間x時給
所得税
15%
手取り
40hx$17.29=$691.60 -$103.74 $587.86

つまり簡単にいうと、40時間働いてもらえるお給料が$587.86ドルです。
これを時給にすると1時間$14.69(約1450円)になります。

年金を計算

オーストラリアではお給料の9.5%が年金額として計算されます。9.5%はタックスを引く前の金額で計算されます。年金額に関しては、雇用主(会社)から、直接年金を収める口座へ支払われますので、手取りでもらうことはできません。
例:1週間で40時間働いた場合:

1週間で働いた
時間x時給
年金額
40hx$17.29=$691.60 $691.60×0.095=$65.70

1週間で40時間働いた場合$65.70(約6500円)を年金額として貯金してあることになります。今回の決定では、オーストラリアで貯金した年金額に関して、ワーキングホリデーの方が母国へ帰国するときにオーストラリアは65%をキープするという内容です。

従って以下のようになります。

年金額 帰国時の手取り
$65.70 $65.70x$0.35=$23

約6500円の年金を貯金しても約2200円しか日本へ持って帰れないということになります。

6ヵ月間働いた場合を計算

2016年現在、オーストラリアのワーホリは、1つの雇用主で最大6ヵ月間働くことができます。もちろん、6か月後は別の仕事を探してさらに働くことも可能です。
ここでは、6ヵ月間働いた場合の貯金額を計算してみましょう
例;
*1週間40時間働いた場合を計算します。
*時給は$17.29(約1700円)
*年金はお給料の9.5%

週40時間働く場合、1ヶ月間=160時間労働で6ヵ月は960時間の労働時間となります。

6ヵ月間のお給料 960x$17.29=$16598(約165万円)
15%の税金額 $16598.40×15%=$2489(約24万円)
6ヵ月間の手取り額 $16598-$2489=$14109(約141万円)

6ヵ月間働くと約141万円の手取りとなります。
次に9.5%の年金を計算します。

6ヵ月間のお給料 960x$17.29=$16598(約165万円)
9.5%の年金額 $16598.40×9.5%=$1576(約15万円)
帰国時に払う年金に対する65%の税金 $1576×65%=$1024
年金の手取り額 $1576‐$1024=$552(約5万5000円)

6ヵ月間オーストラリアで働くと、年金を約15万円貯金していることになります。年金は直接雇用主から、年金専用の口座へ支払われるためオーストラリア滞在中には受け取ることができません。ビザが切れて母国へ帰国する際に年金を受け取る請求をします。その時、約15万円貯金している年金から65%がオーストラリアの国へおさめられて残りの35%の約5万5000円を受け取りことができます。

6ヵ月間の手取り合計 お給料$14109+年金$552=$14661(約146万円)

6ヵ月間オーストラリアで働くと約146万円を受け取りことができます。もちろん、もっと時給が高いところではもっともらえます。上記はあくまでも参考にご覧ください。

15%の支払い方法

オーストラリアの場合、所得税は雇用主(会社)がお給料からてんびきして直接国へ支払うシステムです。従って、ワーキングホリデーの方が各自で15%の税額を支払う手続きをする必要はありません。お給料をもらった時点ですでに15%は支払われているということになります。

年金も同じで、お給料の9.5%を雇用主が年金専用口座へ直接支払います。年金は65歳で退職するか、オーストラリアを出国して今後オーストラリアでは仕事をしない場合に受け取ることができます。ワーキングホリデーの場合オーストラリア滞在中は受け取れないことになります。

カナダやNZと比較

ワーホリといえばオーストラリアの次に人気なカナダやニュージーランドが考えられますが、比較するとどうなのでしょうか?

所得税 時給 手取り
AUS 15% $17.29 $14.69
NZ 約11% $15.25 $13.42
カナダ 5~15% $11.25 $10.68

*$表示はそれぞれの国のドルです。
*税率は収入額、州、などで変動します
*上記は目安として御覧ください。

オーストラリアの場合時給が高めなので15%を税金で取られても他の国に比べるとまだまだいいほうかもしれません。

タックスエージェント

ワーホリの税率に関してトラトラに沢山のお問い合わせをいただきましたので、上記の調査をいたしました。もっと詳しく質問したい方は、オーストラリアのタックスエージェント(税理士)へお問い合わせください。トラトラにはタックスの担当が在籍していためタックスに関するお問い合わせは受け付けておりません。現在もらっている給料に関する問い合わせや疑問は、雇用主または、タックスエージェントへお願いします!

過去記事:
ワーホリの税率が変わるってどうなの?実は日本人にはチャンス!
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