チャイルドケアでオーストラリアの永住権が取得できる可能性がある人

チャイルドケアでオーストラリアの永住権が取得できるかどうかという質問をトラトラで受けることがあります。ここでは簡単にどのようなステップで永住権まで取得できるのかお話します。

チャイルドケアコースで大学に進学しなくても永住権に結びつけるには、以下のステップでビザ申請を進める必要があります。

各ステップをクリアすることができるかどうかをまず各自で判断してみてください。

<ステップ>

  • 学生ビザを申請
  • チャイルドケアをCertificate3とDiploma of Childhood Education & Careのコースをセットで2年間就学
  • Provisional Skill Assessmentを受ける
  • Subclass485(卒業ビザ)を申請
  • 英語力としてIELTS6点が必要
  • シドニー、メルボルン、ブリスベンの3都市以外の地方に移り、Childcare Centerで働く
  • 自分をNominateしてくれるSponsor(雇用主/職場)を探す
  • Subclass494 ビザを申請(Skilled Employer Sponsored Regional (Provisional) visa)
  • 3年間をChildcare workerとして働く
  • 年収53,900ドル以上をもらい納税する
  • 永住権Subclass 191を申請

まずは以下の点についてご注意ください

ビザに関してはケースバイケースですので、あくまでも参考としてご覧ください。
オーストラリアの移民法は変更が多いです。最新情報は政府のサイトを確認してください。
例えば、あしたからチャイルドケアで永住権が取得できなくなる可能性もあります。または、学校に通学中に政府の方針が変わることもあります。

 

オーストラリアの移民政策

オーストラリアの移民政策では、オーストラリア国内で働き手が不足している職業は、海外から若くて優秀な人に来てもらおうという考え方があります。

 

今回は、チャイルドケアで永住権を取得するプロセスを説明いたします。既にチャイルドケアコースを就学している学生の方でも、職業査定団体が変わったため不安に思っている方もいるかもしれません。大学に進学しなくても、永住権を申請できるプロセスを解説いたします。

 

<ステップ1:学生ビザ申請>

学生ビザ申請。オーストラリア国内の学校で、Certificate3とDiploma of Childhood Education & Careのコースをセットで2年間就学する。

注意点

このコース中に240時間/40日以上の実習が組み込まれてなければなりません。

 

<ステップ2:スキルアセスメント>

卒業後すぐにProvisional Skill Assessmentを受ける。

注意点

2019年11月から査定団体がTRAからAustralian Children’s Education &Care Quality AuthorityACECQA)に替わっています

<ステップ3:Subclass485(卒業ビザ)を申請>

オーストラリア国内で学生ビザが切れる前までにSubclass485(卒業ビザ)を申請する。

オーストラリア移民局のサイト:Temporary Graduate visa

注意点1

Subclass485(卒業ビザ)は、Skill Assessmentの結果を待つことなく申請する

注意点2

卒業ビザには2つのストリームがありますが、Graduate Work Streamの方です。

注意点3

英語力としてIELTS6点が必要です。Each section 5以上で、平均が6点以上あればOKす。

<ステップ4: 地方のChildcare Centerで働く>

Subclass485(卒業ビザ)期間中、永住権を取得するためには、シドニー、メルボルン、ブリスベンの3都市以外の地方に移り、Childcare Centerで仕事を探しましょう。

注意点

Subclass485(卒業ビザ)は、取得日から18か月間の滞在が許可されます。永住権を取得する目的がない方は、ワーホリのようにオーストラリア国内どこでも、働いてもいいし、働かなくてもいいです。

<ステップ5:スポンサー探し>

地方のChildcare Centerで1年間Full-timeで働くことにより、Childcare workerとして認可されます。そして、卒業ビザが切れるまでに自分をNominateしてくれるSponsor(雇用主/職場)を探しましょう。

<ステップ6:Subclass494 ビザを申請>

地方でSponsor(就職先)が見つかれば、Subclass494 (Skilled Employer Sponsored Regional (Provisional) visa)を申請します。このビザで5年間の滞在が許可されます。

オーストラリア移民局のサイト:Skilled Employer Sponsored Regional (Provisional) visa

注意点

このとき、英語力としてIELTSでEach Section 6点以上が必要となります。

<ステップ7A:永住権Subclass 191を申請>

永住権を取得するためには、この5年間の内の3年間をChildcare workerとして働き、年収53,900ドル以上をもらい納税することで、永住権Subclass 191を申請することができます。

オーストラリア移民局:Permanent Residence (Skilled Regional) visa (subclass 191)

<ステップ7B:永住権Subclass189を申請>

もし、3年間をChildcare Center Managerとして働いたなら、再度ACECQAでMigration Skill Assessmentを受けて、永住権Subclass189(Skilled Independent visa)を申請することも可能になります。ただし、ポイント制。

Subclass191と189のどちらでも、永住権取得後は、職業や住む場所の制限はなくなります。

 

何からはじめればいい?

まずは、ステップ1のDiploma of Childhood Education & Care の2年コースから検討しましょう。

 

お勧めの学校は、、、、いくつかあります。

2年間コースの授業料金がおおよそ20,000ドル(約160万円)くらい。これを1ターム(3か月間)2500ドルくらいの8回払いとなります。オーストラリアで大学進学を考えると1年間の授業料だけでも30,000ドル以上するので、専門学校は2年間で20,000ドルはかなりリーズナブルだと思います

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