オーストラリアの専門学校で習うビジネスコースについて

学生インターン

日本の南に位置するオーストラリアは気候や治安の良さ、壮大な自然や穏やかな人々といったさまざまな面で日本人のみならず、世界中の人々から人気を集める国です。

日本との時差は1時間のみ(サマータイムのみ2時間)イギリスのエコノミスト誌の調査では、世界一住みやすい街に「メルボルン」が7年連続選ばれており、さらにパース、アデレードの2都市もトップ10にランクインするなど、住みやすい国として定評があります。

そんなオーストラリアは一度生活をすると、

そのままここに住みたい!

と思う人が後を絶ちません。

今ワーホリや観光でオーストラリアに滞在中の方の中にもビザを延長し、もっと長く滞在したいと思う人は多くいるのではないでしょうか?

今回は学生ビザでビジネスコースに通う場合に、どのようなコースがあるのかをご紹介します。

まず最初にオーストラリアの学生ビザについて、簡単にご説明します。

語学学校(英語を学ぶ学校)と、ビジネスコースを学ぶ学校、TAFEと呼ばれる専門学校や大学で申請する際の条件が異なります。

語学学校は基本的に英語のみを学ぶ場所で、6歳以上で海外保険に加入していれば誰でも入学、ビザは取得可能です。
ビジネスコースを学ぶ学校は日本でいうところの専門学校や大学にあたるため、ビザ申請は誰でもできるわけではありません。

ビジネス学校へビザ申請する場合に必要な条件

・年齢が18歳以上
・IELTSのスコアが5.5以上
→私は語学学校に半年以上通えばIELTS5.5相当の語学力があると見なす学校もあるとエージェントに聞いたことがありますが、すべてのビジネスコースを持つ学校に共通しているわけではないので、スコアを持っていることが無難。
・最終学歴の卒業証明書
→私は日本で専門学校卒なのですが、専門学校に英語版の卒業証を発行してもらいました。
・無犯罪証明書
→特定のコース申請の際に要求されるようです。

ビジネスコースに進むためには「授業での英語が理解できるレベル」に達していることが必要になります。

ビジネス学校進学での学生ビザが下りれば、滞在可能期間はもちろんそのコースが終わるまでとなるので、コースによっては数年単位でビザの延長が可能です。

その間、2週間に40時間まで、スクールホリデー期間は無制限で就労可能なので学費を稼ぎながら生活していくことも可能なのがオーストラリアの良いところです。

それでは、ビジネスコースについてのご説明に移ります。

細かく言うと、Certificate→Diploma→Bachelor→Masters→Doctoralの中で10段階のレベル分けがあります。

専攻できるコースは会計学、マネージメント、人材育成、秘書学、マーケティングなどさまざま。

専門学校からスタートし、将来的に大学へ進学し、より高い学位を取得したいという人には、大学と提携しているコースも存在するので事前に調べるかエージェントに確認することをおすすめします。

専門的な知識や技術を習得し、目指す企業への就職やキャリアアップに活かす人もいれば、英語で語学以外の英語を学ぶことでより英語力の向上を目指す英語学習のためとして受講する人など、目的は人それぞれ。

Certificateとは?

イメージ的には高校~専門学校~短大レベルの学習に相当します。Certificateの中でⅠ~Ⅳまでのレベル分けがされています。

Certificate Ⅱ in Business

CertificateⅠでは、基礎的な知識や業務内容の理解と実行できる初歩的な技術を身に付けるコース。いわゆる初級編ですね。その一つ上の本コースでは、もう少し複雑な業務内容の理解と技術を身に付けるコースとなっています。ただ、CertificateⅠ、Ⅱの内容は高校レベルの勉強とされており、専門性はそんなに高くはありません。
期間は6か月間~。


Certificate Ⅲ in Business

判断力、適応力など思考的要素と技術面の強化、個人のリーダーシップ能力も習得するレベル。最近ではオンライン授業も多くあり、学校に行かずとも授業に参加が可能になっている。

ビジネスコースは語学学校と違い、週に4日~5日朝から学校に行ってみっちり授業を受ける、という感じではありません。学生ビザで語学学校となると出席率80%以上をキープしなければいけないというルールがありますが、ビジネスコースの場合、学校に行くのは週2日程度。それも行かなければいけないというわけでもありません。学校からの「課題」を提出することが重要になります。

例えばCertificateⅢのマネージメントコースを専攻していたとしたら、「今自分の働いている職場のメンバーのやる気をアップさせるためには、なにが必要か?」といった課題が出され、自身でまとめ、先生に提出・チェックをしてもらい、不合格であれば再度やり直しという流れです。

CertificateⅢ~専門学校の内容というイメージです。

期間は約1年間程度

Certificate Ⅳ Marketing,Small business,Business administration

短大卒レベル程度と言われるレベル。ある技術の全般的な資格や専門技術を身に付け、経営管理のプロセスも学ぶ。Small businessで言えば、「自分のやってみたいお店の企画」といった実際に起業するプランを検討することが課題になります。学校によっては先生に課題の提出をするだけでなく、パワーポイントで資料作成し、クラス内でのプレゼンテーションをやったりもします。
期間は約1年6か月程度

 Diploma Leadership and Management

大学生レベル。理論、専門知識、技術を習得する。
さまざまな状況下で対応できるマネージメント力も学ぶ。

これまでより大きな組織マネージメント、個人のリーダーシップについて知見を持てるコースです。

このコースを修了すると、大学1年生を終えたのに相当します。
もし、この先に大学進学を検討している人は、大学2年目からの編入が可能です。大学は別物として1年生からやり直すとなると、似た講義を受けながら授業料も当然かかるので、この制度がある学校だと費用が抑えられます。

期間は約2年間

基本的にCertificateはⅠから順番に受講が必要ですが、日本で高校を卒業していてその卒業証明書を提出すればCertificateⅡは免除されます。

なので、高校を卒業してから留学する人はCertificateⅢスタートの人がほとんどです。
ただし、CertificateⅢからは順番通りにⅢ→Ⅳ→Diplomaと進む必要があります。

私の知り合いにワーホリで語学学校からスタートし、オーストラリアが好きでより長く滞在したいために学生ビザに切り替え、学校に通い続け現在Diplomaの上のBachelor Degreeという大学院レベルのところにいる人がいますが、その人だと滞在期間は5年目になります。

Bachelor Degreeが修了するとさらに、Graduate Visa(卒業ビザ)というものも存在し、IELTSオーバーオール6.0が必要など、さまざま新たな条件はあるものの、プラス2年間滞在が可能になるというものです。

ただし、この学生ビザ、ビザの更新をすれば滞在できるというものではありません。
ビザの更新にはもちろん費用も必要ですが、コースが上がっている、つまり学習レベルが上がっていることも条件になります。

オーストラリアに滞在したいがために同じクラスの受講を申請し続けるということはできません。

長く滞在するにつれて、英語力は当然あった方がより生活やできる仕事の幅も広がるので、頑張って勉強しましょう。

また、ビザは更新するたびに申請費用がかかるので、もしオーストラリアでしっかり勉強したいと思っているなら、なるべく1回で先のコースまで申請した方が費用を抑えられます。

オーストラリアに本気で永住したい人は、ここからスポンサーを探して、ビジネスビザ取得に動くか、永住権保持者の人とのPartner Visa(付き合っているカップルで申請可能なもの)結婚による永住権など、いろんな方面から永住権へアプローチします。

いかがでしたか?

私はオーストラリアのメルボルンににワーホリで1年、学生ビザで1年滞在していましたが、学校だけでなく仕事含め、とても良い経験をしたと心から思っています。オーストラリアは移民の国と言われるだけあって、本当に多くの外国人が暮らしています。

いろんな英語が混じっていることをマイナスという人もいますが、英語圏の人に聞くとどこに行っても発音や表現は人次第なので、必ず違いはあるものだそう。日本国内でも同じことが言えますよね?

物価が高かったり、日本のように欲しいものがぱっと手に入らなかったりと、最初は戸惑うことは多くあると思いますが、いろんな国の文化に触れられて、いろんな国の知り合いができるオーストラリアならではの魅力がたくさんあります。

オーストラリアで英語を学び生活することはとてもおすすめです。この記事がオーストラリアでの学生ビザを検討している人にとって役立つものになれば幸いです。

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