パートナービザ体験談「ワーホリ→学生ビザ→パートナービザ」

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パートナービザはオーストラリアの市民権もしくは永住権を持つ人と結婚または事実婚(同棲)などをし永続的な関係がある場合に申請できるビザです。

今回はワーキングホリデーで入国しから→学生ビザに延長後に→パートナービザを取得した方(現在パートナービザ、31歳)の体験談をご紹介します。

トラトラはオーケストラリアのワーキングホリデービザから学生ビザへの切り替えを専門的に行う政府公認のビザコンサルタントです。

パートナービザに関しては、専門ではありませんがこれまでの経験をもとにアドバイスをすることは可能です。パートナービザ申請サポートに関しては、パートナービザ専門のビザコンサルタントへお問い合わせください。こちらでご紹介する内容はあくまでの参考としてご利用ください。

ワーホリでオーストラリアへ

「3か月ファームで働けばワーキングホリデービザを1年延長できると聞いたのですが、彼と3か月も離れて過ごすのも嫌でした。」

私はもともと、ワーキングホリデービザでオーストラリアに来ました。海外旅行は学生時代からたくさんしていましたが、海外で生活してみたいと思い、30歳になる前にワーキングホリデーをしようと思っていました。

こちらに来てすぐ、ルームメイトの紹介でカフェでのアルバイトが決まり、生活費を稼ぎながら、仕事のないときは観光を楽しんだりして楽しく過ごしていました。そんなとき、カフェにお客さんとしてよく来ていた彼と知り合い、何度かデートをしたあと付き合うことになりました。

その時に、すでにオーストラリアに来てから半年近くたっていました。あと半年で日本に帰らなければならない状況でしたが、彼と離れたくなくて、なんとかビザを伸ばせないかと考えました。3か月ファームで働けばワーキングホリデービザを1年延長できると聞いたのですが、彼と3か月も離れて過ごすのも嫌でした。

その他の選択肢

「かりに観光ビザで延長して同棲期間が12ヶ月に達したからといってすぐにパートナービザを申請したくないかもしれません。」

観光ビザETAも考えました。観光ビザは働けないし、3ヶ月ごとにオーストラリアを出国する必要があります。パートナービザも考えましたが、ビザ目的の偽装結婚などを防ぐため、12ヶ月の同棲期間の証拠や大変多くの証拠書類が必要なビザであり、敷居が高く感じられました。申請費用も、その当時で5000ドル以上かかり(2017年現在は$6865)、もし却下されたとしても申請費用は戻ってこないとのことでした。

つきあい始めたばかりで二人の関係を証明する十分な証拠がない私たちには、無理だろうと考えました。かりに観光ビザで延長して同棲期間が12ヶ月に達したからといってすぐにパートナービザを申請したくないかもしれません。学生ビザで自分の力でオーストラリアで仕事をして生活をすることがベストな選択だとおもいました。

ワーホリ→学生ビザ

「学校がホリデーの間は、制限無しに働くことが許可されます。」

そのとき、彼の友人が薦めてくれたのが、学校に入学して学生ビザを取るということです。ワーキングホリデービザが切れるまでに申請すれば、たとえすぐに認可されなくても、日本に帰らなくても良いということでした。

学校に通うには学費がかかりますが、週に20時間までの労働も許可されているので、アルバイトをすることもできるということでした。学校がホリデーの間は、制限無しに働くことが許可されます。

認可されるかどうかわからないパートナービザを申請するのに5000ドル以上かかるのに対して、学生ビザは500ドル程度と、10分の1の費用であることも魅力的でした。

オーストラリア学生ビザ申請にかかる初期費用はトラトラのサイトでご確認ください

学生ビザへの切り替え

「入学許可書は学生ビザ申請者にのみ発行」

学生ビザを取得するには、政府認定校に入学手続きを行って、学費を払った後にもらえる入学許可書(COE)が必要です。彼の家のすぐ近くにある語学学校が政府認定校だったので、コースの申し込みに行きました。

その時点のビザがワーキングホリデービザだったので、いつまで待っても入学許可書がもらえずに焦りました。問い合わせると、入学許可書は学生ビザ申請者にのみ発行され、ワーキングホリデービザにて入学予定の場合は発行されないようでした。きちんと学校にも、学生ビザに切り替える旨を説明しておくべきだったと思います。しかしいったん書類がそろうと、学生ビザは2週間程度で認可され、とてもスムーズに手続きできました。

学生ビザのメリット

「将来的にオーストラリアに住む際に役立つ技能や資格を得ることもできる」

学生ビザを取得して良かったと思うことは、まず学校に通うことで友人ができたことです。また、将来的にオーストラリアに住む際に役立つ技能や資格を得ることもできるうえ、パートナービザ申請に必要な証拠が十分集められたので、とても良いステップになったと思います。

学生ビザ→パートナービザ

1年間の語学コースに通うことになったので、オーストラリアにあと1年滞在できることになりました。その頃には二人の間に結婚の意志が固まっていて、学生ビザが切れる頃にパートナービザに切り替えられるよう、早く結婚したほうが良いという話になりました。

パートナービザの場合、結婚する場所によって必要な書類が変わります。どこで結婚するかについて、彼と話し合いました。オーストラリアで結婚した場合、オーストラリアの結婚証明書でビザを申請しますが、日本で結婚すると、日本の戸籍の英訳などが必要となります。手続きのために日本に帰るのも面倒だったので、オーストラリアで結婚式を挙げることにしました。日本の家族を呼んで、一緒に観光もし、楽しい時間を過ごしました。

パートナービザ切り替え

「一番大変だと思ったのは、過去10年間の旅行先の詳しい出入国履歴の記入でした。」

パートナービザへの切り替えは、正直とても大変でした。学生ビザと比べて必要な書類がとても多く、日本語の書類はすべて英訳が必要です。英訳は、NAATIという国家資格をもつ翻訳家に依頼する必要があり、その費用も日本の翻訳会社に比べると割高でした。二人の歴史をまとめたり、二人の関係を証明するための資料を集めたり、やるべきこともたくさんありました。学校に通いながら準備していたので、なかなか時間もありませんでした。彼も仕事が忙しく、何かを頼んでもなかなか行動してくれないことに苛立ったりもして、喧嘩も絶えませんでした。

一番大変だと思ったのは、過去10年間の旅行先の詳しい出入国履歴の記入でした。学生時代からけっこう海外旅行をしていたので、すべての記録を探して記入していくのが面倒でした。日本に置いてあった古いパスポートを実家から送ってもらい、それをもとに記入しました。

ブリッジングビザ

色々な手続きを経て、やっと申請が終わったときは感無量でした。認可されるまではブリッジングビザがもらえたので、そのままオーストラリアに滞在することができました。

1年以上かかるのが通常だと言われていましたが、思ったより早く、9カ月でビザが下りました。色々大変なこともありましたが、パートナービザでの生活はとても快適で、学生ビザよりも多くの特権が保障されていると感じます。まだ永住権はおりていませんが、今の生活にとくに不便は感じていません。

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