シドニーから北へ車で3時間。ハンターバレーは、オーストラリアで最古のワインの生産地です。また、多数の受賞ワインを産出していることでも知られています。よって、国内外から、たくさんのワインラバーが、ハンターバレーを訪れます。
(ハンターバレーの観光はこちらのツアーがオススメです。ここで紹介するワイナリーをツアーで全部カバーすることはできませんのでご注意ください)
[get_travel id=”1520″] ここでは、都会を離れ、ワインも食事も楽しみたいあなたにおすすめのワイナリーを、いくつかご紹介します。ピーターソンハウス ワイン PETERSON HOUSE WINE
スパークリングワインのプロ
オーストラリアでスパークリングワインといえば、「ピーターソンハウス」を連想させるほど、有名なスパークリングワイン専門のワイナリーです。建物の絵が、そのままワインのラベルになっているボトルもあるので、実際にピーターソンハウスへ行くと、親近感が増します。
テイスティングルームでは、スパークリングホワイト、スパークリングロゼ、スパークリングレッドのほか、デザートワインも試飲できるので、繊細に違う色と香りと味わいを満喫できます。また、スタッフからのアドバイスも、スパークリングワインまたはデザートワインをより楽しむためのコツですね。
併設された施設が充実!
ピーターソンハウスのもう一つの魅力は、なんといってもその広大な風景を、最大に活かしたレストランが併設されていて、そこで、ワインや食事が楽しめることです。とりわけ、ピーターソンハウスは、ウェディング会場としても人気のロケーションで、度々ウェディングが行われています。さらには、お隣には、チョコレートファクトリーもあるので、特に女性に大人気です!
ブロークンウッド Brokenwood Wines
人気ブレイク中のワイナリー
ブロークンウッドといえば、2001年、ロンドンで開催された国際ワインフェスティバルで、シラーズが、最優秀赤ワイン賞を受賞して以来ずっと、世界が熱い視線を送っているワインメーカーです。
国内でも、はやくから注目されていたブロークンウッド。なんと、初収穫で発表したカベルネ・ソヴィニヨンが好評で、1975年、ビンテージのカベルネ・ソヴィニヨンでは、ハンターバレーワインショーで金賞を受賞するなど、新ワインメーカーとは思えないスピードで、今も実績を上げ続けています。
荒地開拓での経験が名前の由来
ブロークンウッドの創立は1970年。趣味のワイン作りをしようと、シドニー在住の弁護士3人が、クリケット場になるはずだった荒地10エーカーを購入したことがきっかけでした。その荒地の無数にある倒木(Brokenwood)を整備して開拓したことから、ブロークンウッドが社名になりました。そして、1971年に、シラーズとカベルネ・ソヴィニヨンを植えて、ワイナリーをスタートさせたのです。
活気に満ちたワイナリー
大きなセラードア(ワイン直売所)ではありませんが、評判のワインをテイスティングしたいお客さんが常に出入りしていて、活気が感じられます。
ブドウは、すべて手摘みをし、ステンレススチールで発酵、スクリューキャップで酸化を防ぐという、ブロークンウッド独自の工程で作られたワインを、あなたも是非、お試しあれ。
マクギガン McGUIGAN
世界が認めた新進気鋭 のワイナリーマクギガン
マクギガンといえば、ハンターバレーツアーにもれなく付いてくるワイナリーといっても過言ではありません。それもそのはず、マクギガンは、1992年創業とハンターバレーの中では比較的若いワイナリーにもかかわらず、2009年、2011 年、2012年、そして 2016年のインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で、最優秀賞のトロフィーを受賞。世界が認めたオーストラリアを代表する大手ワインメーカーの一つだからです。
その「世界」を象徴しているかのように、各国の国旗が掲げられられた入り口を入っていくと、広く奥行きのある建物があります。
豊富なテイスティングリストと広い店内
このマクギガン自慢の広い店内には、各種・各年代のワインがずらりと並べられており、この時点では、まだお好みのワインを探し出すのは難しいかもしれません。しかし、このワインショップの奥は、テイスティングルームですので、試飲の後なら、きっとお目当てのワインが見つけられるでしょう。
マクギガンのテイスティングルームでは、カウンターにワイングラスが並べられており、各グラスの下にはテイスティングできるワインリストが置かれています。そのグラスの数だけフレンドリーなスタッフがスタンバイしていますので、マンツーマンで説明を受けたり、試飲しながらワインが選べます。
そして、マクギガンでは、なんと、チーズ・ファクトリーが併設されていて、チーズの試食もできるので、ワインと共に、そこでランチを楽しんでもいいですよね。
タラック・ワインズ Tulloch Wines
120年続くタラック家のワイナリー
ハンターバレーで、老舗のワイナリーを探しているのなら、タラック・ワインズもその一つです。1838年、スコットランドからオーストラリアに移住したタラック家が、1895年、ハンターバレーのポコルビン地区に設立したワイナリーで、そのワイン醸造は、いまもタラック家が代々受け継いでいます。
タラック・ワインズの実力といえば、ハンターバレーで初めて、Verdelho(ヴェルデーリョ)という品種のワインを産出したこと。そして、2007年のハンターバレーでの「ベスト・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞していることなどが上げられます。
自慢はアットホームなセラードア
タラック・ワインズのセラードア(ワイン直売所)も、「セラードア・オブ・ザ・イヤー賞」に唯一、二度賞を受けた自慢の建物です。
そのテイスティングルームには、カウンターのほかにバルコニーやテースティング用の木目のテーブル・円卓テーブルがあり、暖炉の周りには、くつろげるソファーまで用意されています。まるでタラック家のリビングルームにいるような雰囲気。けっして大きくはないけれども、ファミリー経営らしい気遣いとおもてなしの空間が見られます。
テンパスツー TEMPUS TWO
伝統と革新を融合した新ブランド
テンパスツーは、ハンターバレーで最も有名なワイナリーの一つ、マクギガン社の社長の娘、リサ・マクギガンが2002年に立ち上げた新ブランドです。
新しいワインメーカーとはいっても、その実力は、数々の賞を獲得しているワインを見れば一目瞭然。テンパスツーの精神に則った、伝統と革新を融合した独自のワインを産出しています。
洗練されたワインボトル
また、ボトルの高級感は、どこよりもテンパスツーが群を抜いています。なぜなら、テンパスツーのボトルはすべてイタリア製。また、ラベルもゴールドかシルバーを使用しているので、洗練されていてかつお洒落なのです。
日本食にワインを合わせたいならココ!
洗練されたデザインといえば、ボトルに限りません。テンパスツーのセラードア(ワイン直売所)は、その高いデザイン性が評価されて、賞を受けた建築物です。
そこでは、最大30人のグループが試飲できるテイスティングルームがあるほか、チーズショップやカクテルバー、そしてオーストラリアのワイナリーには珍しい日本食ダイニングなどが併設されていて、便利です。とりわけ、日本食にワインを合わせたい方には、必須のスポットといえるでしょう。
ティレルズ ヴィンヤーズ Tyrrell’s Vineyards
世界のトップに名があがったハンターの大御所
ティレルズ ヴィンヤーズは、ハンターバレーはもちろん、世界のトップ12に名前があがったほど有名なワインの老舗です。創業は、なんと1858年。オーストラリアのゴールドラッシュが1851年からですから、どれほど由緒あるワイナリーかがわかります。英国出身の初代創設者、エドワード・ティレル以来、四世代にわたって家族経営を続けており、いまやハンターバレーの大御所の一つとして、年間50万本以上のワインを生産し、世界28カ国に輸出しています。
メダルやトロフィーの嵐
ティレルズ ヴィンヤーズの貫禄はというと、1971年以来、国内外でのワイン品評会で受賞したメダルやトロフィーの総数が5,000を超えることでも明らかです。どのワインが受賞したかは、ラベルにわかりやすく表示されていますので、購入の際の基準にすれば良いでしょう。
飾らない雰囲気で魅せるワイナリー
ティレルズ ヴィンヤーズのワイナリーの良さの一つは、名声に反して、飾らない雰囲気を保持しているところです。建物もいたってシンプル。そして、初代エドワード・ティレルが、ワイン造りを始めた古い小屋が残されているところに、歴史と実績を感じます。
テイスティングルームは、広めの明るい空間で、カウンター越しに行います。スタッフに好きなテイストを伝えて選んでもらうのも良し、始めから高級ワインに絞って試飲するも良し。お好みのワインを見つけてみてくださいね。
ハンターバレーツアーでいけるオススメワイナリー
いかがでしたか?
ここでは、老舗から新ワインメーカーのワイナリーまでを、ご紹介しました。
いずれのワイナリーでも、ハンターバレーの広大な景色を背景に、何種類ものワインを、贅沢にも、効率良くリーズナブルに楽しめますよ。
[get_travel id=”1520″](ハンターバレーの観光はこちらのツアーがオススメです。ここで紹介するワイナリーをツアーで全部カバーすることはできませんのでご注意ください)