サーティフィケート(Certificate)とはいったい何?

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こんにちは。トラトラインターンのIzumeeyuです。
オーストラリアで学校のことを調べていると、サティフィケート(Certificate)という言葉をよく目にします。
しかしそれがいったい何なのかわからない人が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
そこで今回サティフィケートについて、トラトラのオーストラリア政府公認ビザコンサルタントや学校の担当者の方に聞き、調べてみることにしました!

サーティフィケートとは何なのか

サーティフィケートとは就学証明書の名前

サーティフィケートとは、オーストラリアの学校卒業証明書です。オーストラリアで学校を卒業すると、卒業したレベルによってサーティフィケートを授与されます。

Certificate1−4 専門学校レベル
Diploma 短大卒業レベル
Degree 大学卒業レベル

オーストラリアには政府が制定したオーストラリアン・クオリティフィケーションズ・フレームワーク(AQF)という教育システムがあり、大学、専門学校などを対象とした卒業証書、資格や学位に関する教育システムです。WIKIでも書かれていますので、こちらを御覧ください。wiki:豪州資格フレームワーク

日本とは教育システムが違うので、比べることは難しいですが、日本の短大卒業以前のレベルをサティフィケート1−4といい、短大卒業レベルをDiploma(ディプロマ)、大学卒業レベルをBachelor(バッチェラー)と言います。

詳しくは Level1~Level10まであり、以下のようになっています。

Certificate I 必要な管理指導のもと、規定された業務内容を理解し、実行できる能力をつける
Certificate II Certificate Iより複雑な業務内容を理解、実行できる能力をつける
Certificate III 高校卒業レベル。複雑な物事に対する判断力、順応力、処理能力、適応力等を習得。さらに技術面の専門性や、リーダーシップが発揮出来る能力のをつける
Certificate IV 短大卒レベル。Certificate IIIの能力をさらに高め、ある技能の全般的な資格、専門技術を含み、業務・経営管理のプロセスについての責任が一定のレベルになる
Diploma 大学1年目レベル。様々な状況下で、物事を適正・迅速に処理する能力、技術・マネージメント面で必要とされる査定能力や調整能力等を習得。
Advanced Diploma, Associate Degree 大学1年目レベル。高いレベルでの専門技術を求められ、知識や技能はより複雑なものとなり、個人的な責任もより重いものとなる。
Bachelor Degree 大学卒レベル
Bachelor Honours Degree, 大学卒レベル
またはGraduate Certificate, Graduate Diploma
Masters Degree 大学院卒レベル
Doctoral Degree 大学院卒レベル

Certificate,Diploma,Bachelorの読み方

Certificateは、サーティフィケート、またはサティフィケートとよみます。Diplomaは、ディプロマ、Bachelorはバッチェラーまたは、バチェラーとよみます。ちなみにBachelor、は、同じスペルの英語単語で独身男性、独身貴族という意味もあり、不動産業では、一人部屋などの意味もあります。教育関係の場合は、大学卒業証書という意味に利用されます。

省略されて書かれていることも多いです。
Cert: Certificate
Dip:Diploma

CertIIIというふうに書いて、Certificate IIIという意味です。

オーストラリアで大学進学

サティフィケートⅣが短大卒業、ディプロマが大学の1年目修了のようなイメージになります。
ディプロマを修得すると、大学の1年目修了と同じ扱いで大学2年目に編入ということも可能です。
たとえばオーストラリアで大学進学を考えている方は、TEAFや専門学校でディプロマを修得し提携の大学へ編入すると、必要な英語力が低く学費も抑えられます。

そしてサーティフィケートIIIが高校卒業レベルにあたることを考えると、サーティフィケートⅣ→ディプロマまで修得した方が実用的です。
(多くのコースがサーティフィケートⅣを修了後にディプロマコースをスタートする)

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専門学校はサティフィケート3から?

専門学校はサティフィケート3から開始

オーストラリアで専門学校に通うことを考えている留学生の方から「サティフィケートは1からじゃないのですか?」 とよく質問を受けます。実は、専門学校ではサティフィケート3や4からコースがスタートすることが多いです。考え方としては、サティフィケート1,2は高校での勉強レベルと考えられることが多く、高校を卒業している生徒が専門学校へ進むということは、専門学校のサティフィケートは3や4からスタートするということになります。サティフィケート3や4へ入学を希望する場合、18歳以上である事、高校を卒業していること、IELTS5.5または語学学校で勉強したことがあること、などが入学条件として挙げられます。

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例えばこちらの、マーキュリーというビジネス学校の場合、サティフィケート3からビジネス専門コースが開始します。サティフィケート1,2は存在しません

入学条件とのつながり

サティフィケート3→4→Diplomaのように進学

簡単に考えると、サティフィケート4に入学するためにはサティフィケート3を卒業している必要があります。例えば、大学2年制に入学するには1年生を卒業しないといけないのと同じ考え方です。

サティフィケート3に入学するには、サティフィケート2を卒業していることが条件になりますが、これは高校を卒業していれば免除されますのでオーストラリアで専門学校に入学する際には日本の高校の卒業証明書を提出することようがあります。

オーストラリアの専門学校の入学条件

  • 18歳以上であること
  • IELTS5.5スコア
  • 高校卒業証明書

などの提出が必要です。チャイルドケアなど子供と触れ合う資格を取得する場合、上記に追加して

  • 無犯罪証明書

の提出も必要です。

18歳以上であること

これはパスポートを提出すればOKです。

IELTS5.5スコア

IELTSとはオーストラリアで主流の英語レベルをチェックするテストです。日本の英検のようなものです。これを受けたことがない方は、これまでオーストラリアで通学した英語学校の卒業証明書や、専門学校の卒業証明書などを提出することで入学が可能です。英語レベルを証明できない場合、学校の入学テストを受ける必要があります。ただし、入学しても英語が難しくて授業についていけないこともありますので、事前に語学学校へ通学してから専門学校へ通うことも可能です。

高校卒業証明書

日本の高校を卒業している方は、日本の高校へ問い合わせて郵送で高校卒業書証明書を受け取ることができると思います。それを政府認定の翻訳サービスで英語に翻訳してもらい専門学校へ提出します。翻訳サービスに関してはトラトラで紹介しておりますので、学校をお申込みの際に一括で申し込むことができます。

無犯罪証明書

チャイルドケアコースなどに通う場合、無犯罪証明書が必要です。これまで日本に住んでいた方は、日本の無犯罪証明書を取得する必要もあります。これは学校の就学過程で、現地の保育園でインターンをする必要があるからです。無犯罪証明書に関しては、学校に入学を担当の先生から取得方法などについて詳しい説明があります。

TAFEとカレッジの違い

TAFE=政府が運営、カレッジ=私立

TAFE(テイフまたはテフと呼びます)とは、オーストラリアの政府が運営する職業訓練専門学校のことで、高校に進学せずにオーストラリアの中学卒業→TAFEへの編入が可能です。中学卒業後、または高校卒業後に大学へ進学せずにTAFEへ通って仕事をゲットする方が多いです。もちろん大学を卒業後にスキルを身につけるためにTAFEへ通って就活する生徒もいます。基本的にオーストラリアのローカルの方が通学するというイメージが強いです。ローカルの学生だと、学費が免除されたりローンを組めたりしますが、留学生にはそのようなシステムがないので、留学生向けの高額な学費を支払う必要があります。

トラトラではTAFEコースの紹介はおこなっておりません

TAFEへの通学はそのままオーストラリアで就活する方をメインとしますので、将来オーストラリアで永住を考えている方へオススメします。「オーストラリアの永住権を取得した→TAFEへ通学する」というステップがいいでしょう。

オーストラリアに永住するためにTAFEに通う場合、TAFEを卒業してオーストラリアで働くスキルを身に着けても、オーストラリアで働くビザがない場合には、本末転倒になってしまいます

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