JAIT(Japan Australia IT)は、4月21日、シドニーの留学エージェント「トラトラ」で第3回起業セミナ−を開催、32人が参加した。
ゲスト・スピーカーは、前回に続き「サイボウズ株式会社」グローバルビジネス最高責任者の青山賢氏を迎え、クラウド型アプリ作成ツール「Kintone(キントーン)」の実践的なワークショップを行った。
前回、3月10日に行われたセミナーでは、Kintoneの開発秘話などをはじめ、青山氏が担当したアメリカや中国での導入事例が紹介された。
今回のセミナ−は、「参加者にKintoneを使ってもらえるワークショップにしたい」という青山氏の希望で、参加者が4つのグループに別れてアプリ開発を行う体験型講座になった。
青山氏のアドバイスを聞きながら約1時間アプリ開発を行い、作成したアプリを各グループリーダーがプレゼンした。
プレゼンでは、
「エクセルより使いやすいインターフェイスなので導入へのハールが低い」「カレンダー機能との連動がわかりやすい」などKintoneを使った感想を参加者で共有した。
セミナー終了後、青山氏は「これまではSE(システムエンジニア)にアプリ開発をすべて委託する必要があった。ちょっとした変更も時間とお金がかかる。Kintoneなら専門知識がないユーザーが自分で開発や変更ができる。もし更に作りこみたい場合だけSEに注文すればいい」とKintone導入へのメリットを語った。
シドニーを拠点に活動するJAITは、ITやマーケティングに興味があるエンジニアが集まる団体でオーストラリアのIT事情や仕事探しに役立つ情報交換を目的としたセミナーや懇親会を定期的に催している。
JAIT
www.jait.com.au