〜マッサージスクール その後〜
ターム3,4,5の様子をご紹介します。
ターム3
毎週月曜日がスチューデントクリニックで練習や実践、火曜日と金曜日が座学レクチャーです。
レクチャーの中では
Small business planning に関して学びました。
「勤務先のマッサージサロンで一緒に働いていた同僚たち数名と”建設作業現場を車でまわるモバイルマッサージ”のビジネスを始める」というシナリオのもと、
初期費用(バンやモバイルマッサージテーブル、細かい設備など)はどのくらいかかるか
どのように宣伝するか、またその宣伝費用
週単位、月単位、年単位の売上予測
などなどを考えていきます。
バンで2,3台折りたたみマッサージテーブルを持ち運び、一日に数ヶ所作業現場をまわる。
ターゲットは体のあちこちが疲れてマッサージを受けるべき建設作業員。
手荒れとかしてるだろうからハンドクリームとかのプロダクトもちゃっかり売り込む。
実際にあってもおもしろいビジネスですよね〜
“ビジネスを学ぶ”って堅苦しいイメージでしたが、これは楽しみながら学べました!
毎週月曜のスチューデントクリニックでは、とにかく実践です。
このタームで Swedish massageの実施クライアント数が40人に達しなければなりません。
外部からのお客さんが少ないときは、生徒同士でセラピストとモデルをスワップしながら人数を稼いでいきました。
目標人数に達しなかった場合でも、スクールホリデー中に先生が時間をとってくださり、フォローしてもらえます。
クリニック用のユニフォームも配布されました。
プロフェッショナル感でますね〜(*^^*)
ターム4・5
Remedial Massage
ターム3までが「Certificate Ⅳ in Massage Therapy」だったのに対し、
ターム4からは「Diploma of Remedial Massage」となり、内容が治療目的のマッサージに。
様々な身体の症状・不具合に対するアプローチ、いくつかのリメディアルマッサージテクニックを学んでいきます。
人体の解剖学や、改善がみられたかどうか施術前後で可動域を比較する方法や、クライアントさんへのホームケアアドバイスなども習います。
Remedial massageのスチューデントクリニックでは、指定された症状(坐骨神経痛、ゴルフ肘など)を含む全60人のクライアントに施術を行わなければいけません。
また、同じクライアントに最低3回以上施術を行い、どのような変化・改善がみられたかをレポートするという課題もあります。
コース内にはアロマセラピーの科目もあります。
座学レクチャーでアロマセラピーの歴史や各エッセンシャルオイルの効能などを学び、
クリニックルームで実際にいろんなエッセンシャルオイルを用いてマッサージの練習を行います。
エッセンシャルオイルは肌に直接塗って浸透させるほか、マッサージ前にクライアントに匂いを吸入させて脳に働きかけたりもします。
今まで“アロマセラピー”って若い女性の趣味、みたいな間違った思い込みがあり(汗)全く興味なかったのですが、
思った以上にいろーんな種類、いろんな効能のエッセンシャルオイルがあり「匂い成分が身体に良い影響をもたらす」なんてとても興味深いものじゃぁありませんか…!
コース内のカリキュラムに含まれていなかったら、一生手を出さない分野だったかもしれません。
いやぁ〜、知れてよかったです!
ファーストエイド
リメディアルマッサージの資格を取るための必須科目のなかに、
「Provide first aid」があります。
外部から専門の講師をお招きし、一日かけてファーストエイドを習得。
おもしろいトレーナーがわかりやすく教えてくれます。
意識がない人への対応、やけどのレベル別の対応、
アナフィラキシーショックへの対応、
毒グモやヘビ・虫に刺されたり噛まれたりした時の対応(オーストラリアならでは)、
などを学びました。
適切な包帯の巻き方や、AED(自動体外式除細動器)を用いた心肺蘇生法は
実践練習があります。
意外と心臓マッサージは力を込めて行う感じです!
最後に確認テスト(筆記)をパスしたら、ファーストエイドのサティフィケートを無事ゲットです!
マッサージスクールとはいえ、心臓マッサージまで練習するとは入学当初は思いもしませんでしたが、資格も取れたし、何かあった時に役立てられるし、ためになるいい経験でした!