大学・大学院

ガッデム特派員

現在の日本は、昔は当然であった「日本の大学に行く=卒業時に良い就職先に出会う」ということではなくなってきています。オーストラリアの大学・大学院は国際的に高い評価を誇る教育大国で、最新設備の整った快適な学習環境のなか、世界中から集まった様々なバックグラウンドの学生とともに、政府に保証された質の高い教育を受けられるます。

世界的にグローバル化が進んでいるため、日本の企業においても避けて通れない道です。日本の企業は、海外の企業と対等に争っていくために、海外で大学・大学院を勉強してきたグローバルな人材を採用する流れが強くなってきています。

その結果、海外の大学・大学院卒業証明書が徐々に認められるようになってきている状況です。オーストラリアは国際的に高い評価を誇る「教育大国」、最新設備の整った快適な学習環境のなか、世界中から集まった様々なバックグラウンドの学生とともに、政府に保証された質の高い教育を受けられるなど数々のメリットから、オーストラリア留学の人気は年々高まっています。

オーストラリアの大学は、学士号は日本の四年制大学卒業に相当し、オーストラリアの大学には一般教養がないため1年目から専門分野の勉強に入ります。オーストラリアの大学は、最短で3年間あれば卒業可能で、3年間で他国の4年生大学と同等、もしくはそれ以上の専門知識を学び、内容が大変濃い3年間になります。

更に、日本での高校卒業が前提条件で、高校の成績証明書の提示が求められ、この入学条件を満たしていない場合、まず「ファンデーション・スタディー」と呼ばれる大学進学準備コースを受ける必要があります。大学の入学条件は、最低IELTSで6.0~6.5ポイントが求められます。

オーストラリアの大学院は、 4年制大学を卒業した方で、進学予定先の学部学科のバックグラウンドがない方が受講し、期間は半年~1年間です。大学院の入学条件として、IELTSのスコアで6.5~7.0を要求されるます。最低6.5点以上なくては、進学後たいへんです。

この様に、大学または大学院に入学するためにはIELTSのポイントが必須になり、大学に入学する前に語学学校に入学して、アカデミック英語を勉強して大学に入学する留学生もたくさんいます。

大学・大学院の特徴

◆ 安全な多文化社会
多文化国家のオーストラリアは、安全でフレンドリーな、調和のとれた国です。犯罪発生率は低く、厳重な拳銃の規制がなされています。また100以上の民族が共存しているマルチカルチャーなのが大学・大学院の特徴です。

◆ 世界的にも高い教育水準
 オーストラリアの大学・大学院は、多くの分野で国際的な名声を確立しました。小人口ですがすでに7人のノーベル受賞者を世に送り込んでいます。革新的で研究中心型の学問が行われ、多数の留学生や教授陣が世界各国から集まっています。

◆ 個々を伸ばす教育
 学生の個性や能力を最大限に引き出すことを目的に、バラエティー豊かでかつバランスのとれたカリキュラムが組まれています。「自主的に考える」ことを奨励する学習スタイルです。

バッチェラー・ディグリー

バチェラーディグリーは 日本の四年制大学卒業(学士号)に相当します。
オーストラリアには、40の大学があり、3校が私立、あとはすべて国公立です。
大学に入学するためには、オーストラリアの高等学校卒業資格(Year12)と同等の資格が必要です。

日本で高校を卒業している場合、高校で履修した科目のレベルと内容、成績を基準に、大学側が入学審査をします。日本の高校3年生を卒業したのみでは、オーストラリアの高等学校卒業(Year12)と見なされない場合がありますので注意が必要です。

オーストラリアの教育システムでは、高校卒業(12年生修了)の時点で、既に大学での専門課程に備えたカリキュラムを修了し、大学では1年目から直接専門科目を履修します。オーストラリアの大学には、日本の大学1年生に相当する一般教養がありません。大学1年目から専門の勉強に入ります。

従って、日本で大学一年生を終了しているか、または、各大学付属のファンデーションコース(大学入学準備コース)を修了する必要があります。

■バチェラーディグリーの主な勉強内容
・知識と教養の向上
・専門分野の研究とリサーチ
・チームワークによるプロジェクト
・プロフェッショナルなレポート、プレゼン
・職場で即戦力となる技術の取得

一般的に、バチェラーディグリーは、オーストラリアの大学の図書館やインターネットを利用したリサーチに膨大な時間を費やす必要があります。そこで得た知識をもとに、クラスで一定のテーマに関して討論することが要求されます。

大学の学習期間
オーストラリアの大学学部は、通常3年間で卒業(学士号が取得)できますが、期間は大学やコースによって異なり、特に医学、建築学、工学など理系のコースでは4~6年と長い傾向があります。

マスター・ディグリー

マスター・ディグリーは専門分野のにおける深い理解と、新しい可能性を追求するため、研究を行い、論文を仕上げます。
オーストラリアの大学でのマスター・ディグリー取得には、リサーチコースとコースワークの2種類の方法があり期間は通常1~2年となります。

また大学院の授業は夕方から始まるものも多く、学生もキャリアアップを目指す現役のサラリーマンが会社帰りに授業に出席するということも珍しくありません。学校に入学するための条件として、IELTSのスコアで6.5~7.0を要求されるが、最低7.0以上を取れないと厳しい。

■ 講義履修、試験、論文を組み合わせた「コースワーク」
■ 研究論文を提出する「リサーチコース」

コースワーク (Coursework programs)
大学学部での授業と同じように、講義とチュートリアルクラスに出席し、出席率、試験、論文などの評価によって成績が決められます。グラジュエート・レベルでの授業もこのコースワークがほとんどになります。

リサーチコース (Research programs)
担当の教授に指示を受けながら、専門的な研究論文(thesis) の完成を目指します。
論文の課題は、教授が提出するリストから選ぶこともできますが、たいていの学生は自分で研究内容、リサーチの進め方、予想される結果を作成し、教授の許可をもらいます。
コースワークで受けるような講義が少なく、主に学生は、教授とのカウンセリングで論文を書き上げていきます。

大学一覧

◆NSW州◆
オーストラリアン・カソリック大学 (ACU)
マッコーリー大学 (Macquarie)
サザンクロス大学
ニューイングランド大学 (UNE)/
ニューサウスウェールズ大学 (UNSW)
ニューキャッスル大学 (UN)
シドニー大学 (Sydney)
シドニー工科大学 (UTS)
西シドニー大学 (UWS)
ウーロンゴン大学 (UOW)

◆VIC州◆
ディーキン大学 (Deakin)
ラトローブ大学 (LaTrobe)
モナッシュ大学 (Monash)
ロイヤルメルボルン
スウィンバーン工科大学 (Swinburne)
メルボルン大学 (Melbourne)
ビクトリア大学 (VU)

◆QLD州◆
ボンド大学
セントラル・クイーンズランド大学 (CQU)
グリフィス大学
ジェームズ・クック大学 (JCU)
クイーンズランド工科大学
クイーンズランド大学
サンシャインコースト大学 (USC)
南クイーンズランド大学

◆WA州◆
カーティン工科大学
エディス・コーワン大学
マードック大学
ノートルダム大学
西オーストラリア大学

◆SA州◆
フリンダース大学
アデレード大学
南オーストラリア大学
<<ACT>>
国立キャンベラ大学

◆TAS州◆
オーストラリアン・マリタイム・カレッジ
タスマニア大学

◆NT◆
チャールズ・ダーウィン大学

この記事を書いた人

ガッデム特派員 - ライター

シドニー滞在歴数十年。行ったことある国や都市で特に好きなところは:ボストン、ニューヨーク,リオン、パリ、ジュネーブ、ハワイ、西内まりや、バンコク、カンボジア、インド、ネパール、バリ、シンガポール、クイーンズタウン、トロント、ハミルトン島

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