MBAは”Master of Business Administration”の略語で、MBA留学とは日本で言えば経営学修士号にあたる学位です。
最近では日本に限らず世界各国において、英語圏でMBAを取得する意義が重要視されてきています。更にITを含めた情報伝達の向上、ボーダーレスなビジネス環境などにより、英語圏でのMBA取得はますます意義があるものとなっていくでしょう。
MBAには、さまざまな分野において、例えば、経営(Management)、会計(Accounting)、経済(Economics)、マーケティング(Marketting)、インフォメーションシステム(Inforamation system)など、専攻取得することができます。
オーストラリアの大学院での他の修士号と同様に通常1年~2年間の修学期間となります。この間、実際にあったケースから学ぶケーススタディー、ビジネスリサーチの手法、統計学を利用した分析、行動理論、文化、心理学などに基づくヒューマンリソースなども学びます。このMBAを取得すれば、日本に限らず世界でさまざまな業種で、より高いポジションにつくチャンスが広がります。
MBA入学条件は、学士号を取得していることが求められます。しかし、学士号の専攻が経済・経営や商学でなくても、 MBAコースに入学可能です。ただし、一般的には、少なくとも2年~5年間程度の実務経験が入学条件とされています。MBAでは、ビジネス環境に即した手法をとっているため、ある程度の実務経験がなければ、勉強する内容を実質的に学ぶことが難しいです。もちろん、MBA留学をするのに英語力の条件は、他の大学院への入学条件と同様、高いレベルの英語力が求められます。(IELTSで6.5以上) 英語の入学基準だけでなく、その他の入学要綱は、それぞれの大学院によって異なります。よって、大学院ごとの入学要綱を調べる必要があります。
MBAコースでは、実践に基づいたビジネスリサーチの手法、統計学も基礎として求められます。また、ITを含めたインフォメーションシステムも、会社・組織がいかに効率よく運用できるかという点にも着目しています。更に会社・組織を支えている最も重要な資産は、その人材にあるわけなので、ヒューマンリソースのマネージメントにも焦点をあてます。これは、組織における行動理論など、文化や心理学の分野に踏み込むことになります。こういったことを学んでいくうえで、その会社・組織のビジネス・ストラテジーを論理的に検証していきます。
◆ Management(経営)
会社・組織をいかに効率よく、効果的に運用するかを学びます。例えば、Planning,Organising,Leading,Controllingなどです。これらには、会社・組織の構造、ヒューマンリソース、政策、文化などが深くかかわってきます。
◆ Accounting(会計)
企業会計をはじめ、企業活動の意思決定時に必要なファイナンシャル・マネージメントを学びます。Financeでは、企業がその資金をどのように効果的に調達・運用するか、そしてまた、金融工学、金融商法についても学びます。
◆ Marketing
単に広告や商品を売ることについて学ぶのではなく、市場のニーズを探り、具体化するための手法を学びます。これには、市場はどのようなトレンドなのか、消費者の行動体系についてのリサーチをするなど、また、インターネットを利用したマーケティングなど、幅広いマーケティング学を学ぶことになります。
◆Economics(経済)
ビジネスは、経済の動向を理解することが不可欠なので、最低限の経済理論は必須です。特にボーダーレスの今日、経済学では世界の動きを無視することはできません。
MBA(Master of Bbusiness Administration)コースでは、これらの4つの専攻分野以外にも、インフォメーションシステムなど、数多くの実践に基づいたビジネス手法を学ぶことができます。