ホームステイをする家庭によってそれぞれホストファミリーになる動機が違います。
日本や外国に興味があって交流を深めたい、海外の事情を知りたい、若い頃ホームステイでお世話になったからお返しをしたい。
自分達の子供が海外でホームステイをしているから、子供が社会人になったり結婚して独立してしまったので寂しい、英語を教えたことがある・・・等々の様々な理由でホームステイ宿泊を提供してくれている場合が多いのです。
オーストラリアでは単に『安く泊まれるから・・・』という理由だけで、ホームステイをワガママな気持で利用しようとすると様々なトラブルが生じる場合もあります。
いくら日本の文化が国際化したと言っても、いろいろな部分で注意と気配りが必要です。あなたの家庭に、言葉も文化・習慣も普段の食べ物も違う異国からのヒトが滞在することを想像してみてください。
ホームステイと一言で表現されていますが、現実には様々な形態があります。もちろん、本来のボランティアベースのものも多いのですが、ホームステイにお金を支払うということは、必ずしもホームステイという宿泊システムがボランティアベースで行われている・・・ということではありません。
ちょっと前までの日本にも多く存在した『小規模学生下宿屋』的なアコモデーションが『ホームステイ』と名乗っている場合も多いのですが、これはこれで他の留学生や外国人滞在者が同居している場合も多々あり、割り切って安価で気楽に滞在できる環境が多いので考え方によっては決して悪いとは言えません。
一方、純粋なボランティアの場合はホームステイをする家庭によってそれぞれホストファミリーになる動機が違います。日本や外国に興味があって交流を深めたい、海外の事情を知りたい、若い頃ホームステイでお世話になったからお返しをしたい。
あくまでも、ホームステイをする家庭の一員として生活するように心がけてください。それが、異国の文化習慣や言語を短期間で効果的に習得する基本でもあります。『カネを払っているんだから・・・』という考え方は、『セミプロ』のホストファミリー以外ではまず通用しません。
喫煙をする場合は必ずホームステイ先に伝えてください オーストラリアでは受け入れ家庭の多くがスモークフリー(禁煙)です、庭や特別な部屋だけはタバコを吸ってもOKの家庭もあります。つい『吸わない』と堪えたり、禁煙の自室などでタバコを吸うとホストファミリーから苦情が出るのは確実です。時には喫煙が原因で追い出されることになったりもするようです。
どこの国でも、ごく一般的にホームステイ先で飼われている犬や猫のペットでさえ、好きだったり嫌いだったりする方は多いと思います。ペット類が好きな場合は『好き』、嫌いな場合はどんな動物が嫌いなのかをはっきりホームステイ先に伝えておきましょう。
オーストラリアの家庭の多くは犬や猫や小鳥、時には何種類もの動物を家の中で飼っています。特に、アレルギーなど健康上の障害が発生しそうな体質の方はホームステイ手配を依頼される時点できちんとお伝えください。
日本とオーストラリアでは食生活が当然違います。中心となる食材そのものは基本的にほとんど日本にもあるものですが、料理方法や香辛料の使い方、味付けなどが大きく異なることも多いです。特に、食べられない食べ物、医者に止められているものがあれば、必ず事前に伝えておきましょう。
万が一の時にトラブルが発生しそうな持病がある場合は、伝染病とかでなくてもホストファミリーにきちんと伝えておくのが賢策です。何かが起きた場合にお互いに慌てずにすみますし、特に緊急を要する場合、医療機関や医薬品の手配の手助けをお願いする上でも正確な情報が要となります。できればかかりつけの医師に英語の診断書や必要な薬の処方箋を書いてもらうのも良い方法かもしれません。
ペットと同格視してはいけませんが、赤ちゃんや子供たちに関する好き嫌いもあります。 同性・同年代の家族がいれば嬉しい場合もありますし、子供相手なら英会話も気楽に練習できる・・・とかの心理的問題もあるかもしれません。
『決められた日に子供たちの世話や通学の手助けをする代わりに家賃を安くする』などという、子供好きの皆さんには願ったりかなったりの条件付ホームステイが見つかる場合もあります。子供は大嫌い・・・という皆さんは、遠慮なく『子供のいない家庭』と条件をつけておきましょう。
【一般料金】
手配料 $165
1週間 $180~$240 (2007年10月の調査)
期 間 *最低4週間からの仮お申し込み