ITコース
ITコースでは、最初のCertificateの段階では基本的なコンピューターの使い方からウェブサイトの作成、ネットワークの扱い方などを学びます。
Diplomaコースに入っていくともう少し専門分野に枝別れしていき、いわゆるプログラマーと呼ばれるソフト開発をする分野やマルティメディアといってコンピューターを利用して映像や音楽などを扱う分野、ネットワークエンジニアといって複雑なコンピューターの設定・管理などをする分野に分かれていきます。
更に、日本と比べるとオーストラリアはIT分野はまだ発展途上なので、手に職をつけたい方にはお勧めの分野です。
インターネットが開発されて以来、IT産業は爆発的に進化しています。ここ広大な国土を持つオーストラリアにおいても、距離のはなれた場所への情報伝達も瞬時に行えるため、オーストラリア教育機関は、IT教育に多大な力を注いでいます。
現在では、IT教育は高等学校レベルのみだけではなく、小・中学校レベルにおいても盛んに行われています。ビジネスカレッジ、TAFE、大学、大学院などほとんどの教育機関でITコースを提供され、、将来のITプロフェッショナルの育成に力を入れています。
現在、オーストラリアでは、 インターネット利用率の高さは世界でもトップクラスとなっています。インターネットは、従来からあるブロードキャスト(TVやラジオ)とは異なり、距離に関係なく瞬時に双方向の情報伝達を可能にしたものです。このようにインターネット・ITは、従来のビジネス方法を変化させ、いまや世界、あらゆる産業で必要な知識、スキルとなりました。
ITの専門家は、まだまだ不足していることから、現地での就職やビザの取得にもかなり有利だといわれています。
とくにオーストラリアでは、ACS (Australian Computer Society)の認定コースを終了することにより、ITの知識スキルが認められます。このACSの認定は、TAFEやビジネスカレッジのDiplomaコース、大学・大学院のコースによって、取得が可能となります。
<<短期及び長期ITコース >>
オーストラリアの教育機関では、様々な種類のITコースを提供しています。VET(TAFEやビジネス専門学校)では最短で3ヶ月から2年間のAdvance Diplomaまで取得できるコースがあります。大学では、3年間の学士コースとなります。
多くのVETが大学と提携しており、2年間のAdvanced Diplomaを終えた学生は、大学の学士コースへの編入が可能です。編入後、残りの1年間を大学で学ぶことにより、学士が取得ができ、3年間で2つの資格の取得が可能なケースもあります。
<<大学院でのITコース>>
大学院においてもITコースの取得は可能です。オーストラリアの大学院は、2通りの修学は方法があります。ひとつはリサーチワーク、修士論文を作成し、修得する方法です。より高度な英語力が必要とされます。もうひとつがコースワーク、必要な単位を取得し修了する方法です。大学院のITコースはITの学士号を取得した学生に限らず、他の学部の学士号取得者についても単位履修が可能となっており、様々なITの知識レベルに対応したITコースが提供されています。
Career Options
ITを学ぶことにより、どのような職種につけるか?
ここにIT専門家の職種の数例を挙げてみます。
ソフトウェア開発 ソフトウェアを自ら開発するための工程・手法を学ぶコース。プログラミングを含みます。
ウェブサイトディベロップメント ウェブサイトを設計・構築するための手法を学ぶコース。
ネットワークエンジニア ネットワークシステム(社内のLAN、ウェブサーバー、メールサーバーなど)を構築するための技術を学ぶコース。
システム管理 ネットワークやデータベースシステムの構築や管理をするための手法を学ぶコース。
マルチメディア コンピューターグラフィック(CG)やコンピューターデザインの技術を学ぶコース。