オーストラリアの学生ビザ→学生ビザ延長→パートナービザ申請までの体験談(現在永住権あり、37歳)


オーストラリアに長期滞在する方法としてこちらの記事でパートナービザについてお伝えしました。
パートナービザはオーストラリアの市民権もしくは永住権を持つ人と結婚または事実婚(同棲)などをし永続的な関係がある場合に申請できるビザです。パートナービザ取得までの道筋は様々になります。今回は学生ビザで入国し学生ビザ延長、その後にパートナービザを取得した方の体験談をご紹介します。

学生ビザ→学生ビザ延長→パートナービザと申請したCさん

私はオーストラリアに語学留学生としてやってきました。大学を卒業してからずっと勤めていた会社を辞めたのをきっかけに、海外に出て新しい経験をしてみたいと思ったのです。1年の英語コースを申し込み、学生ビザで来ました。

学校の勉強は思ったよりも大変でしたが、世界各国から来た人たちと友達になり、楽しい学生生活を送っていました。そしてある時、友人に誘われていったホームパーティーで、今のパートナーである彼と知り合ったのです。それから学生ビザ延長、パートナービザ申請という道のりを経て現在は無事に永住権も取れ、幸せに暮らしています。けれど、ビザ取得までの道のりは大変でした。

 

知り合った彼は、日本に2年間住んでいたことがある人で、日本語もすこし話せました。親しくなって話を聞くと、実は日本人女性との結婚歴があり、私と知り合った時は離婚が成立したばかりだということでした。バツイチであることはそこまで障害には感じず、日本人への理解も深い彼と恋人同士になるのには時間はかかりませんでした。

しかし、私の学生ビザは1年が期限。そのあとどうするか、とても悩みました。

 

日本へ帰りたくなかったので、どのような方法でビザを延長することができるかを考えました。パートナービザというのがあると聞き、調べてみましたが、1年以上同棲していた証拠がないと事実婚として認められないとのことでした。その頃の私たちは、お互いの家を行き来していましたが、一緒には住んでいませんでした。また、ネックだったのは、彼が以前に日本人女性と結婚しており、その方のパートナービザのスポンサになっていたということでした。パートナービザのスポンサーに一度なると、その人との関係が解消しても、5年間は他の人のスポンサーになれないのです。その時点で彼は、以前スポンサーになってから4年しかたっていない状態でした。

よって、私の選択肢としては、ワーキングホリデービザか学生ビザでした。ワーキングホリデービザの初めての申請は、オーストラリア国外しかできないので、一度日本に帰って申請しなくてはなりません。オーストラリア国内での申請が可能なのは、学生ビザの延長でした。

 

学生ビザの延長

学生ビザを延長したい旨を学校に相談しました。すると、1年間学んでいたコースと全く同じコースを受けることは、原則できないということでした。真面目に勉強していたので成績もよく、1年で十分な成果を上げたので、同じことを繰り返す意味はなく、今以上のコースに行かなければビザの延長はできないと言われました。

そこで、英語力にもだいぶ自信がついていたので、語学を学ぶだけではなく、オーストラリアで働ける資格を取ろうと思いました。専門学校に併設された語学学校であったため、同じキャンパスの専門学校で保育士のサーティフィケートを取る1年のコースに編入することができました。もともと日本でも幼稚園教諭をしていたので、基礎知識もありました。学費はかなり高かったのですが、日本にいる親からすこし援助してもらい、学費を支払って入学許可書をもらうと、学生ビザ延長は3週間程度ですぐに認可されました。

 

パートナービザへの切り替え

そして早速、1年後のパートナービザ申請に向けての作戦開始です。彼の家に引っ越し、賃貸の名義を二人の連名にしてもらいました。この延長した学生ビザが切れるまでに、パートナービザに必要な証拠をしっかりそろえようと思ったのです。旅行にも一緒に行き、写真をたくさん撮ったり、わたしが3週間日本に帰った際には、お互い手紙を送りあいました。彼はパートナービザ申請の経験があったので、どのような書類が必要なのかをよく知っていて、学生ビザで滞在する間にパートナービザ申請の準備がしっかりでき、これは大きなメリットでした。

 

学生ビザが切れる前にパートナービザを無事申請することができ、認可がおりるまでブリッジングビザをもらいました。このビザでは、これまでの学生ビザとまったく同じ条件で滞在できるため、不自由なく暮らせました。ただひとつ困ったのが、働こうと思ったときに、労働時間の制限があったこと。せっかく保育士の資格が取れても、学生ビザの条件のままだったので、フルタイムで働くことはできませんでした。パートで働いたり、ベビーシッターのアルバイトをしながら、ビザ認可を待ちました。

パートナービザが下りるまで、申請から1年近くかかり、とても長い道のりでしたが、無事にパートナービザを得ることができました。

 

彼とはまだ籍をいれておらず、事実婚状態です。しかし事実婚でもきちんとパートナーとして認められており、2年後には永住権をもらえました。彼がいちど離婚を経験しており、今は結婚に興味をもっていないためこのような形をとっていますが、オーストラリアには事実婚も多いので、不自由はまったくありません。私も今の状態で十分幸せです。

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